書評・感想– tag –
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ビジネス・経済
宇田川元一『他者と働く 「わかりあえなさ」から始める組織論』解説まとめ|人は弱いが、まとまると強い。寄り添う対話の実践学(ナラティヴ・アプローチ)
35冊目『他者と働く 「わかりあえなさ」から始める組織論』宇田川元一 世の中の問題には「今までの知識で対応可能な問題」と「一筋縄では行かないややこしい問題」の2つがある。そして、「ややこしい問題」の方にこそ取り組む価値がある。 ただ、それは当... -
教養・自分磨き
植木理恵『賢い子になる子育ての心理学』感想・まとめ|客観的視点からの育児のヒントが満載
34冊目『賢い子になる子育ての心理学』植木理恵 子育ては、カオス。 親の思った通りに子どもは動いてはくれないし、何回同じことを言っても伝わらないし、日々、試行錯誤と失敗の連続です。 本書は子育てというジャングルを「科学する」がテーマ。信頼でき... -
文学・小説
羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』あらすじと解説|芥川賞受賞作。コミュニケーションの不可解さ。人間はわかりあえない。
33冊目『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介 「早う死にたか」 若さと未来への希望あふれる青年「健斗」が、老化とともに生きる希望をなくしたと繰り返す「祖父」とのやり取りを経て起こる心境の変化を描いた物語。 第153回芥川賞受賞作品です。 現代の... -
文学・小説
梶井基次郎『檸檬』20の短編全あらすじレビュー|死と闇に徹底的に向き合った夭逝の天才作家
32冊目『檸檬』梶井基次郎 明治の文豪シリーズ。31歳で亡くなった天才・梶井基次郎さんが、なんと24歳の時に世に放った傑作「檸檬」をはじめとする20編を収めた短編集。読めば読むほどにその才能が惜しまれる素晴らしい書。 時に鬱屈し、時に開放的になる... -
ミステリ・ホラー
二宮敦人『最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上・下)』感想|真逆のスタンスで終末医療に挑む二人の医者の熱い物語
31冊目『最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上・下)』二宮敦人(おすすめ本6冊目) 幸✎読書垢(@yssh113611)さんからお薦めいただきました。ありがとうございます! 物語の中心人物となる二人の医者、桐子と福原。「冷酷な死神」と「熱血の天使」が... -
教養・自分磨き
柳沢幸雄『自信は「この瞬間」に生まれる』感想|その挫折は意味がある!生きづらい毎日をグンと充実させる2つの処方箋
こんにちは。自信満々で牡蠣を一皿平らげ、しばらくトイレから出れなくなった経験アリのうまいごす(@umaigos)です。 29冊目『自信は「この瞬間」に生まれる』 本書は、「ハーバード大学」で「ベストティーチャー」に選ばれ続けた日本人教授(しかも東大... -
ビジネス・経済
糸井重里×川島蓉子『すいません、ほぼ日の経営。』感想|仕事に真正面に向き合う“経営者”糸井重里の現在進行系の姿とこれからの働き方
こんにちは。歴代MOTHER1〜3を頭がショートするまでやり込んだ青春の日々。うまいごす(@umaigos)です。 28冊目『すいません、ほぼ日の経営。』糸井重里×川島蓉子 今回は、『すいません、ほぼ日の経営。』をご紹介します。 個人的には糸井重里さんは、... -
教養・自分磨き
『上馬キリスト教会の 世界一ゆるい聖書入門』感想とまとめ|とっつきやすさにステータス全振りの、愛に溢れた《超キリスト教入門書》
こんにちは。前回『残穢』のまとめ記事を書いた所すごい反響で、大量の蚊に刺されるわ、会社でキーボードにコーヒーはこぼすわ、犬には吠えられるわでかなりの穢れを背負ってしまった(謎)うまいごす(@umaigos)です。 27冊目『上馬キリスト教会の 世界... -
ミステリ・ホラー
小野不由美 小説『残穢』感想・ネタバレ考察|人物相関図、穢れの仕組み、地図の歴史…呪いの連鎖。閲覧注意の“本当にヤバい話”
26冊目『残穢』小野不由美(おすすめ本5冊目) 今回は、小野不由美『残穢』をご紹介します。 こちらはtwitterですみはし(@sumikko0020)さんからおすすめいただいた作品。ありがとうございました! 今回は記事を完成させるために3度ほど再読してノート... -
ビジネス・経済
『プレゼンの語彙力 おもしろいほど聞いてもらえる「言い回し」大全』感想とまとめ|100通りの使える表現。ここまで出すかのお得感!
こんにちは。雨の音を聞きながら水を飲むと、雨を飲んでいるような気持ちになり「世界を飲む」なんて言葉を思いつくまでは良いのだけど、次の瞬間「世界を釣る」というパワーワードが想起され、松方弘樹御大がマグロを荒々しく釣り上げる絵が浮かんだが最... -
教養・自分磨き
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』感想とまとめ|やさしい気持ちで正しく世界を見るための10の本能と習慣。愛に溢れた一冊
こんにちは。ダイエット宣言直後の開幕担々麺(排骨つき)で、早速軽くパニック状態の右脳迷子(@unoumaigo)です。うまいもんはうまい。 24冊目『FACTFULNESS』ハンス・ロスリング 今回は、世界100万部超!話題のビジネス書『FACTFULNESS』をご紹介します... -
文学・小説
遠藤周作『海と毒薬』感想とあらすじ|日本人の「心の弱さ」と「集合体としての罪の意識の不在」を描く、《イヤノンフィクション》
23冊目『海と毒薬』遠藤周作 今回は明治の文豪シリーズ。遠藤周作の代表作の一つ『海と毒薬』をご紹介します。 『海と毒薬』遠藤周作 文庫: 208ページ 出版社: 新潮社; 改版 (1960/7/15) 【】 日本人なら誰でも分かるであろう「空気に流されてしまう」行動... -
ミステリ・ホラー
米澤穂信『さよなら妖精』感想とネタバレ|日常と非日常の謎に、異国のマーヤと挑む青春ミステリ
こんにちは。会社で日々ぶっこまれる無茶ぶりが、徐々にでも確実に快感に変容しつつあるうまいごす(@umaigos)です。もっと!もっといじめてくれ! 22冊目『さよなら妖精』米澤穂信(おすすめ本4冊目) 今回は、新世代ミステリの旗手、米澤穂信さんの「ベ... -
教養・自分磨き
樺沢紫苑『学びを結果に変えるアウトプット大全』感想とまとめ|自分磨きの決定版。どんなレベルの人でもすぐ使える80の方法
こんにちは。結局何味なのかさっぱりわかりませんが、「エナジードリンク味」のグミキャンディ(ハード系ならなおよし)をこよなく愛する右脳迷子(@unoumaigo)です。おすすめのグミあったら、こっそり教えてください! 21冊目『学びを結果に変えるアウト... -
文学・小説
井上靖『遠い海』感想とあらすじ|「思慕」VS「嫉妬」が織りなす会話劇。やがて心がじんわりする四角関係
こんにちは。最近暑くなってきましたが、エアコンをつける/つけないの踏ん切りがつかないまま、「まずは」何がまずはか知らないけれど扇風機を出した右脳迷子(@unoumaigo)です。素直につければいいのにね。 20冊目『遠い海』井上靖 今回は明治の文豪、... -
教養・自分磨き
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』感想・まとめ|食品を5つに分類。最強食は《地中海食》!健康のために摂るべきものとは?
19冊目『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』津川友介 こんにちは。朝の通勤電車の30分で爆睡。でも隣には迷惑かけない派の右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回は、健康な食事をするならこれ!と思う決定版が出たと自分の中で思った一冊。痩せ... -
教養・自分磨き
『スタンフォード式 疲れない体』感想・まとめ|最強アスリートがやってる予防医療の最先端、IAPメソッドとは?
「あなた…『覚悟して来てる人』…………ですよね? 黄金の呼吸法を「習得」ようとするって事は逆に「年を取れなくなる」「永遠の若さを手に入れてしまう」かもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね…」 18冊目『スタンフォー... -
文学・小説
有島武郎『或る女』感想|妖艶で魔性。早月葉子の激情の人生に心奪われる純文学の大傑作
17冊目『或る女』有島武郎(おすすめ本4冊目) こんにちは。書店に入るとトイレに行きたくなる派の右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回は、twitterフォロワーのかしわもち@読書垢さん(@443434book)にご紹介いただいた1冊。 有島武郎さんの『或る女』をご... -
教養・自分磨き
國分利治『地道力』感想|地元のヤンキーが、全国一の美容室EARTHグループ代表になれた《自分磨き》の秘訣
16冊目『地道力[新版] 目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!』國分利治 こんにちは。ダイエット計画がハマりすぎて、2ヶ月で5kg痩せ!あと1ヶ月でさらにマイナス3kgを画策中の右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回は、全国に220店舗以上展開している... -
ビジネス・経済
『人を動かす「色」の科学 1杯のコーヒーから始まる身近で不思議な世界』感想|売れる色使いと、尋常でない熱量の戦隊ヒーローへの愛を感じる1冊
15冊目『人を動かす「色」の科学 1杯のコーヒーから始まる身近で不思議な世界』松本英恵 こんにちは。カップヌードルの「みそ」味が美味しすぎて、それと同時にパッケージがもっとかっこよければ定番商品になるのに…と、一人唸ってしまった右脳迷子(@uno...