ビジネス・経済

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』感想とまとめ|やさしい気持ちで正しく世界を見るための10の本能と習慣。愛に溢れた一冊

こんにちは。ダイエット宣言直後の開幕担々麺(排骨つき)で、早速軽くパニック状態の右脳迷子(@unoumaigo)です。うまいもんはうまい。

24冊目『FACTFULNESS』ハンス・ロスリング

今回は、世界100万部超!話題のビジネス書『FACTFULNESS』をご紹介します。

「ファ」にアクセントを付けましょう。「ファクトフルネス」です。

豆知識ですが、これまた話題(というか少々落ち着いてきましたが)の禅の逆輸入版「マインドフルネス」も「マイン」にアクセントが正しい。「マインドフルネス」です。どうでもいいですね。

『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング, オーラ・ロスリング他
単行本: 400ページ
出版社: 日経BP (2019/1/11)

ダイエット記録(2回め)

2回目ですが、まだ具体的には何も始まってません(困惑)。

  • 体重:69.7kg(+0.2kg)
  • 体脂肪:19.5%(-0.3%)

少し増えてる!しっかりやらねば。まぁレコーディングダイエットという言葉もありますし、記録するだけでも効果でるかな(甘え)

『FACTFULNESS』の成分表示

本書は、世の中を少しでも良くしていこう!と頑張ってきた先人達の努力が「少しづつかも知れませんが、じつはここまで実ってきているんですよ」と伝えてくれる、愛に満ちた本です。

そして、世の中を見る目を養い、もっと皆で世の中を良くしていきませんか?と優しく投げかけてくれます。そんな、愛情たっぷりの成分表示になっています。

『FACTFULNESS』の要約と10の習慣

本書の言いたいことはシンプルです。

『FACTFULNESS』が教えてくれること

・あなたの常識は、20年前で止まっているかも知れません
・世界はどんどん少しづつ良くなっているんです
・悲観せず、前を向いて行きましょう
・そのためには、世の中のデータを正しく見る必要があります
・そしてその「データ」をみる10のコツ

要するに、「みんな世界を勘違いしてるよ!でも大丈夫。その勘違いはデータを正しく見る習慣を身につければ正せるよ。」ということを全編通して伝えてくれます。

私たちは世界を誤った先入観で見ている(かも知れない)

まず、この2つの質問に答えてみてください。

質問1

世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?
A:50歳
B:60歳
C:70歳

 

質問2

いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいるでしょう?
A:20%
B:50%
C:80%

 

どうだったでしょうか?

 

正解は、質問1と質問2、ともにCです。

 

意外と、Bを選んでしまう人が多いのではないでしょうか。著者の調査結果も、Bの方が圧倒的に多く、世界を「悲観的に」見ている人が多いことがわかります。

このような質問を2017年に行った際、全12問中、平均点は2点だったそうです。仮にチンパンジーにこの質問を与えたとしたら、正解率は約33%になります。つまり私たち人間は、チンパンジーよりも世界が正しく見えていないのです。

でもそれは「20年前の常識」からアップデートされていないだけ。

その常識をアップデートさせて、データと世界を正しく見る方法が以下の10つです。

世界を正しく見る10の習慣

以降の図ですが、

赤い部分が「そこばかり人間が注目してしまう部分」、
黒い部分が「本当の景色」

だと思って見てもらえると分かりやすいかと思います。

①分断本能


「世界は分断されている」という思い込みです。

図は、低所得者層と高所得者層が赤だと思ってください。

世の中のニュースやイメージはこの赤の部分で語られがちですが、世の中の大半は、中所得者層が占めています。そういう極端なデータを見かけたら、その間にいる大半の人がどこにいるかを探すことが大事です。

②ネガティブ本能

上のグラフを見てください。全体としては上昇傾向にありますが、本能的に「下降している部分」に人は注目してしまいます。悪いニュースの方が広まりやすいということを覚えておくことが大事です。良いニュースや何も起こらなかったことに対して「今日は飛行機が何事もなく飛びました」というニュースはあまり報道されませんよね。

③直線本能

直線はいつか曲がります。そのことを知っておきましょう。すべてのグラフが直線的に進むわけではない。今の状態は、グラフであればどこにいるだろう?と考えることが大事です。

④恐怖本能

恐ろしいものには自然と目が行ってしまいます。ビビる前に、冷静に現実をまず見てから判断しよう。と著者はいっています。

リスクは「危険度」と「頻度」の掛け算で決まります。「恐ろしさ」はリスクとは直接関係が無いことを知りましょう。

⑤過大視本能

眼の前の数字や現象がとても重要だと思って対応してしまうのが人間の本能です。もしかしたら、目の前にいる子どもが病気で苦しんでいるのを治療する前に、根本的な感染源を徹底的に潰す方が大事かもしれません。

⑥パターン化本能

りんご、りんごときて、次はみかんかも知れないのに、丸いだけで人は全部りんごだと思ってしまう。一つの集団のパターンを根拠に物事が説明されていたとしたら、そこに気づいて本当の姿を探るようにしましょう。

⑦宿命本能

人も国も宗教も文化も、変わらないように見えていても、変化がゆっくりと少しづつ起きているから気が付かないだけかも知れません。ゆっくりとした変化でも、変わっていることを意識すると良いでしょう。

⑧単純化本能

トンカチだけでは世界は解決できません。他にも工具があることを知って、様々なツールを使って物事を解決しようとする考え方を持ちましょう。

⑨犯人捜し本能

誰かが見せしめとばっかりに責められていたら、それに気が付きましょう。他の原因にめがいかなくなり、将来同じ失敗をしてしまうかも知れません。犯人ではなく、原因を捜しましょう。

⑩焦り本能

「今すぐに決めないと行けない!」と思ったら、自分が焦っていることに気が付きましょう。選択肢は他にもあるかもしれないし、いますぐに決めなくても良いかも知れません。深呼吸して、小さな一歩を着実に踏みしめていきましょう。

 

本書では、人間はいかにこの10の本能にとらわれてしまっているか。そしてそれを解決するにはどうすればよいのかを、詳細なデータと具体的な話の数々でわかりやすく説明してくれます。

かのビル・ゲイツが「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ!」と大絶賛して、大卒の希望者全員にプレゼントしたという逸話がある本書。

ぜひ自分の教養に、これからの世代の必読書として、一家に1冊おかれてはいかがでしょうか。

ビジネス教養書ですが、なんだか優しい気持ちになれました。

『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング, オーラ・ロスリング他
単行本: 400ページ
出版社: 日経BP (2019/1/11)

『FACTFULNESS』に合う推し曲

松任谷由実「やさしさに包まれたなら」で決まりです。

「目に映る すべてのことは メッセージ」

優しい気持ちで世界を見て、未来への一歩を踏み出したいですね!

『FACTFULNESS』の目次

はじめに
イントロダクション
第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
第4章 恐怖本能 危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
第6章 パターン化本能 「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章 ファクトフルネスを実践しよう
ファクトフルネスの大まかなルール
おわりに
謝辞
訳者あとがき
付録
脚注
出典
著者プロフィール
訳者プロフィール

『FACTFULNESS』の読了時ツイート

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