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ミステリ・ホラー
道尾秀介『いけない』(後半ネタバレあり)写真の意味の考察・真相、あらすじ・感想|最後の1ページで物語が一変する体験型ミステリ第1弾。
道尾秀介『いけない』(いけない1) 各章の最後に提示される「1枚の写真」で、物語が一変する…という「意味がわかると怖い話」に写真を組み込んだ、王様のブランチを始め様々なメディアで紹介されて話題を読んだ画期的な〈体験型ミステリ〉第1弾。その... -
ミステリ・ホラー
道尾秀介『いけないⅡ』(後半ネタバレあり)写真の意味の考察・真相、あらすじ・感想|最後の1ページで物語が一変する体験型ミステリ第2弾。
道尾秀介『いけないⅡ』(『いけない2』) 各章の最後に示された「1枚の写真」で、物語が一変する…という「意味がわかると怖い話」に写真を組み込んだ、前作も大きく話題を読んだ画期的な〈体験型ミステリ〉第二弾。今回も悪意に満ちた仕掛けが、読み手を... -
ミステリ・ホラー
安部公房『箱男』考察ネタバレ|「箱=匿名性」に囚われた人間の欲望と罠の不条理世界を読み解く
48冊目『箱男』安部公房 箱男とは、結局一体何なのか。「箱」という世界の境界線を媒介して行われる「見る/見られる」「匿名/実在」「主観/客観」「欲望/冷めた目」の罠・言葉の迷宮…安部公房氏による超一級の不条理小説。 今回、記事を書くために再読... -
教養・自分磨き
霜田明寛『ジャニーズは努力が9割』感想・要約|誰にでもある可能性と才能を伸ばす「努力のやり方」の手引書
47冊目『ジャニーズは努力が9割』霜田明寛 SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、滝沢秀明、亀梨和也…元々特別な人間ではなかった彼らは一体、どんな努力をしたのか。そして、才能を引き出すスカウトの天才、ジャニー喜多川の“仕事の哲学”とは?贅沢すぎる勉... -
ミステリ・ホラー
芦田愛菜『まなの本棚』感想と本リスト(おうち読書にも)|芦田愛菜の頭脳を我が子にコピペする!人生前半戦の必読書を完全網羅
43冊目『まなの本棚』芦田愛菜 この本は、現代の才女・芦田愛菜さんの教養、頭脳を我が子にコピーさせ、それなりに幸せな人生を送ってもらうための必携バイブルです。 本書で紹介されている本のリストとともに、この現代の怪作・オーパーツである『まなの... -
ミステリ・ホラー
歌野晶午『間宵の母』ネタバレ感想|あの家に関わるな。ホラーがミステリに変わる《一気読み系》闇小説
40冊目『間宵の母』歌野晶午 「間宵家」に宿る狂気と呪いの因縁… 「関わりたくない!」と心から思える闇果汁たっぷり濃縮還元100%のホラー+ミステリ。 良い子は決して、読んではいけません。何かが宿ってしまいますよ? 歌野晶午さんデビュー30周年!の記... -
ミステリ・ホラー
村田沙耶香『生命式』感想・ネタバレ・破壊する概念リスト|価値観、常識、倫理観、世界観を丸飲みして溶かし尽くす衝撃的短編集
注意!ネタバレあり! 途中から、本作のネタバレがあります。ネタバレが始まる所でまた合図しますので、未読の方はご注意下さい! 38冊目『生命式』村田沙耶香 生きること。死ぬこと。食べること。繁殖すること。 倫理。道徳。臓器。道具。感情。美徳。性... -
文学・小説
羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』あらすじと解説|芥川賞受賞作。コミュニケーションの不可解さ。人間はわかりあえない。
33冊目『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介 「早う死にたか」 若さと未来への希望あふれる青年「健斗」が、老化とともに生きる希望をなくしたと繰り返す「祖父」とのやり取りを経て起こる心境の変化を描いた物語。 第153回芥川賞受賞作品です。 現代の... -
文学・小説
梶井基次郎『檸檬』20の短編全あらすじレビュー|死と闇に徹底的に向き合った夭逝の天才作家
32冊目『檸檬』梶井基次郎 明治の文豪シリーズ。31歳で亡くなった天才・梶井基次郎さんが、なんと24歳の時に世に放った傑作「檸檬」をはじめとする20編を収めた短編集。読めば読むほどにその才能が惜しまれる素晴らしい書。 時に鬱屈し、時に開放的になる... -
ミステリ・ホラー
小野不由美 小説『残穢』感想・ネタバレ考察|人物相関図、穢れの仕組み、地図の歴史…呪いの連鎖。閲覧注意の“本当にヤバい話”
26冊目『残穢』小野不由美(おすすめ本5冊目) 今回は、小野不由美『残穢』をご紹介します。 こちらはtwitterですみはし(@sumikko0020)さんからおすすめいただいた作品。ありがとうございました! 今回は記事を完成させるために3度ほど再読してノート... -
文学・小説
遠藤周作『海と毒薬』感想とあらすじ|日本人の「心の弱さ」と「集合体としての罪の意識の不在」を描く、《イヤノンフィクション》
23冊目『海と毒薬』遠藤周作 今回は明治の文豪シリーズ。遠藤周作の代表作の一つ『海と毒薬』をご紹介します。 『海と毒薬』遠藤周作 文庫: 208ページ 出版社: 新潮社; 改版 (1960/7/15) 【】 日本人なら誰でも分かるであろう「空気に流されてしまう」行動... -
ミステリ・ホラー
米澤穂信『さよなら妖精』感想とネタバレ|日常と非日常の謎に、異国のマーヤと挑む青春ミステリ
こんにちは。会社で日々ぶっこまれる無茶ぶりが、徐々にでも確実に快感に変容しつつあるうまいごす(@umaigos)です。もっと!もっといじめてくれ! 22冊目『さよなら妖精』米澤穂信(おすすめ本4冊目) 今回は、新世代ミステリの旗手、米澤穂信さんの「ベ... -
文学・小説
井上靖『遠い海』感想とあらすじ|「思慕」VS「嫉妬」が織りなす会話劇。やがて心がじんわりする四角関係
こんにちは。最近暑くなってきましたが、エアコンをつける/つけないの踏ん切りがつかないまま、「まずは」何がまずはか知らないけれど扇風機を出した右脳迷子(@unoumaigo)です。素直につければいいのにね。 20冊目『遠い海』井上靖 今回は明治の文豪、... -
文学・小説
有島武郎『或る女』感想|妖艶で魔性。早月葉子の激情の人生に心奪われる純文学の大傑作
17冊目『或る女』有島武郎(おすすめ本4冊目) こんにちは。書店に入るとトイレに行きたくなる派の右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回は、twitterフォロワーのかしわもち@読書垢さん(@443434book)にご紹介いただいた1冊。 有島武郎さんの『或る女』をご... -
ビジネス・経済
『Tap スマホで買ってしまう9つの理由』要約と感想|これからのモバイルマーケティングが俯瞰できる一冊
14冊目『Tap スマホで買ってしまう9つの理由』アニンディヤ・ゴーシュ こんにちは。小さな習慣のおかげで毎日スクワット50回を1ヶ月続けられている右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回はアニンディア・ゴーシュさんの『Tap スマホで買ってしまう9つの理由... -
ミステリ・ホラー
江戸川乱歩『パノラマ島綺譚』感想|狂気の結実と崩壊。芸術に生きる男の背筋も凍る怪奇小説。ドラマ「あなたの番です」に秘められた伏線も。
現在話題のドラマ「あなたの番です」の伏線とも取れる本作。こちらについても最後に言及しています。 11冊目『パノラマ島綺譚』江戸川乱歩 こんにちは。布団に圧殺されながら気絶するように眠るのが大好きな右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回は江戸川乱歩... -
ビジネス・経済
遠藤K.貴則『売れるまでの時間-残り39秒 脳が折れない「無敵のセールスシステム」』感想|売り方の流れが脳科学で分かる
脳科学の見地で、セールス、売り方、販売方法について書かれた『売れるまでの時間―残り39秒[DVD付]~脳が断れない「無敵のセールスシステム」』についてご紹介します。 『売れるまでの時間―残り39秒[DVD付]~脳が断れない「無敵のセールスシステム」』遠藤 K... -
教養・自分磨き
ふろむだ『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』感想|“取扱い注意”な悪魔的実用書【錯覚資産】
Amazonのランキングでも上位にランクインしていて本屋さんでも平積みされていた、ふろむだ氏による『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』。 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ 単行本(... -
教養・自分磨き
田端信太郎『ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言』感想|これで魂に火がつかない大人はクソだ【輝く現代人へ】
記念すべき書評一冊目は、最近読んだアッツアツのビジネス自己啓発書『ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言』。 『ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)』田端信太郎 単行本: 229ページ 出版社: 幻冬舎 (2018/7/6) 著者:田端信太郎氏...
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