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ミステリ・ホラー
村田沙耶香『生命式』感想・ネタバレ・破壊する概念リスト|価値観、常識、倫理観、世界観を丸飲みして溶かし尽くす衝撃的短編集
注意!ネタバレあり! 途中から、本作のネタバレがあります。ネタバレが始まる所でまた合図しますので、未読の方はご注意下さい! 38冊目『生命式』村田沙耶香 生きること。死ぬこと。食べること。繁殖すること。 倫理。道徳。臓器。道具。感情。美徳。性... -
教養・自分磨き
『東大名誉教授がおしえる やばい世界史』感想・まとめ|歴史上の人物に親近感湧きすぎ!大人の学び直しの入り口にも最適の一冊
36冊目『東大名誉教授がおしえる やばい世界史』本村凌二 歴史を彩る人物たち。戦争、政治、文化、宗教…とても気楽にはできない活動の数々を支えていたのは… 自らの“やばい”行為だった? 誰しもストレスを抱えたまま生きていくこと... -
教養・自分磨き
植木理恵『賢い子になる子育ての心理学』感想・まとめ|客観的視点からの育児のヒントが満載
34冊目『賢い子になる子育ての心理学』植木理恵 子育ては、カオス。 親の思った通りに子どもは動いてはくれないし、何回同じことを言っても伝わらないし、日々、試行錯誤と失敗の連続です。 本書は子育てというジャングルを「科学する」がテーマ。信頼でき... -
文学・小説
羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』あらすじと解説|芥川賞受賞作。コミュニケーションの不可解さ。人間はわかりあえない。
33冊目『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介 「早う死にたか」 若さと未来への希望あふれる青年「健斗」が、老化とともに生きる希望をなくしたと繰り返す「祖父」とのやり取りを経て起こる心境の変化を描いた物語。 第153回芥川賞受賞作品です。 現代の... -
文学・小説
梶井基次郎『檸檬』20の短編全あらすじレビュー|死と闇に徹底的に向き合った夭逝の天才作家
32冊目『檸檬』梶井基次郎 明治の文豪シリーズ。31歳で亡くなった天才・梶井基次郎さんが、なんと24歳の時に世に放った傑作「檸檬」をはじめとする20編を収めた短編集。読めば読むほどにその才能が惜しまれる素晴らしい書。 時に鬱屈し、時に開放的になる... -
ミステリ・ホラー
二宮敦人『最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上・下)』感想|真逆のスタンスで終末医療に挑む二人の医者の熱い物語
31冊目『最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上・下)』二宮敦人(おすすめ本6冊目) 幸✎読書垢(@yssh113611)さんからお薦めいただきました。ありがとうございます! 物語の中心人物となる二人の医者、桐子と福原。「冷酷な死神」と「熱血の天使」が... -
教養・自分磨き
柳沢幸雄『自信は「この瞬間」に生まれる』感想|その挫折は意味がある!生きづらい毎日をグンと充実させる2つの処方箋
こんにちは。自信満々で牡蠣を一皿平らげ、しばらくトイレから出れなくなった経験アリのうまいごす(@umaigos)です。 29冊目『自信は「この瞬間」に生まれる』 本書は、「ハーバード大学」で「ベストティーチャー」に選ばれ続けた日本人教授(しかも東大... -
ビジネス・経済
糸井重里×川島蓉子『すいません、ほぼ日の経営。』感想|仕事に真正面に向き合う“経営者”糸井重里の現在進行系の姿とこれからの働き方
こんにちは。歴代MOTHER1〜3を頭がショートするまでやり込んだ青春の日々。うまいごす(@umaigos)です。 28冊目『すいません、ほぼ日の経営。』糸井重里×川島蓉子 今回は、『すいません、ほぼ日の経営。』をご紹介します。 個人的には糸井重里さんは、... -
教養・自分磨き
『上馬キリスト教会の 世界一ゆるい聖書入門』感想とまとめ|とっつきやすさにステータス全振りの、愛に溢れた《超キリスト教入門書》
こんにちは。前回『残穢』のまとめ記事を書いた所すごい反響で、大量の蚊に刺されるわ、会社でキーボードにコーヒーはこぼすわ、犬には吠えられるわでかなりの穢れを背負ってしまった(謎)うまいごす(@umaigos)です。 27冊目『上馬キリスト教会の 世界... -
ビジネス・経済
『プレゼンの語彙力 おもしろいほど聞いてもらえる「言い回し」大全』感想とまとめ|100通りの使える表現。ここまで出すかのお得感!
こんにちは。雨の音を聞きながら水を飲むと、雨を飲んでいるような気持ちになり「世界を飲む」なんて言葉を思いつくまでは良いのだけど、次の瞬間「世界を釣る」というパワーワードが想起され、松方弘樹御大がマグロを荒々しく釣り上げる絵が浮かんだが最... -
文学・小説
遠藤周作『海と毒薬』感想とあらすじ|日本人の「心の弱さ」と「集合体としての罪の意識の不在」を描く、《イヤノンフィクション》
23冊目『海と毒薬』遠藤周作 今回は明治の文豪シリーズ。遠藤周作の代表作の一つ『海と毒薬』をご紹介します。 『海と毒薬』遠藤周作 文庫: 208ページ 出版社: 新潮社; 改版 (1960/7/15) 【】 日本人なら誰でも分かるであろう「空気に流されてしまう」行動... -
教養・自分磨き
樺沢紫苑『学びを結果に変えるアウトプット大全』感想とまとめ|自分磨きの決定版。どんなレベルの人でもすぐ使える80の方法
こんにちは。結局何味なのかさっぱりわかりませんが、「エナジードリンク味」のグミキャンディ(ハード系ならなおよし)をこよなく愛する右脳迷子(@unoumaigo)です。おすすめのグミあったら、こっそり教えてください! 21冊目『学びを結果に変えるアウト... -
文学・小説
井上靖『遠い海』感想とあらすじ|「思慕」VS「嫉妬」が織りなす会話劇。やがて心がじんわりする四角関係
こんにちは。最近暑くなってきましたが、エアコンをつける/つけないの踏ん切りがつかないまま、「まずは」何がまずはか知らないけれど扇風機を出した右脳迷子(@unoumaigo)です。素直につければいいのにね。 20冊目『遠い海』井上靖 今回は明治の文豪、... -
教養・自分磨き
『スタンフォード式 疲れない体』感想・まとめ|最強アスリートがやってる予防医療の最先端、IAPメソッドとは?
「あなた…『覚悟して来てる人』…………ですよね? 黄金の呼吸法を「習得」ようとするって事は逆に「年を取れなくなる」「永遠の若さを手に入れてしまう」かもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね…」 18冊目『スタンフォー... -
教養・自分磨き
國分利治『地道力』感想|地元のヤンキーが、全国一の美容室EARTHグループ代表になれた《自分磨き》の秘訣
16冊目『地道力[新版] 目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!』國分利治 こんにちは。ダイエット計画がハマりすぎて、2ヶ月で5kg痩せ!あと1ヶ月でさらにマイナス3kgを画策中の右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回は、全国に220店舗以上展開している... -
ビジネス・経済
『人を動かす「色」の科学 1杯のコーヒーから始まる身近で不思議な世界』感想|売れる色使いと、尋常でない熱量の戦隊ヒーローへの愛を感じる1冊
15冊目『人を動かす「色」の科学 1杯のコーヒーから始まる身近で不思議な世界』松本英恵 こんにちは。カップヌードルの「みそ」味が美味しすぎて、それと同時にパッケージがもっとかっこよければ定番商品になるのに…と、一人唸ってしまった右脳迷子(@uno... -
ビジネス・経済
高橋弘樹『1秒でつかむ』感想|超人気TV番組の仕掛け人の全思考を《ビジネスの血肉》にできる良書
8冊目『1秒でつかむ』高橋弘樹 こんにちは。右脳迷子(@unoumaigo)です。 そろそろくるかと思っていましたが、いきなりきました花粉症。これから鼻セレブが手放せない日々となりそうです(涙)。 今回はテレビ東京の現役ディレクター・高橋弘樹さんの著... -
教養・自分磨き
スティーヴン・ガイズ『小さな習慣』感想|これなら運動もダイエットも、勉強も仕事も続く!続けられない症候群への救世主
7冊目『小さな習慣』スティーヴン・ガイズ こんにちは。右脳迷子(@unoumaigo)です。 今回はスティーヴン・ガイズさん著、田口未和さん訳の『小さな習慣』をご紹介します。 原題は「Mini Habits : Smaller Habits, Bigger Results」。 「より小さな習慣... -
ミステリ・ホラー
澤村伊智『ぼぎわんが、来る』感想|迫りくる怪異に戦慄。注目の本格ノンストップホラー
6冊目『ぼぎわんが、来る』澤村伊智今回は新進気鋭のホラー作家、澤村伊智さんのデビュー作『ぼぎわんが、来る』。 寒い季節をより凍てつかせる。でも読みだしたら止まらない、本格ホラー小説です。 小説なので特に不要なネタバレに気をつけて、アウトプ... -
教養・自分磨き
前田裕二『メモの魔力』感想|他人と圧倒的に差をつける自己分析力とゼロイチ力の源泉(※自己分析1000問表つき)
4冊目『メモの魔力』前田裕二 こんにちは。右脳迷子(@unoumaigo)です。 年明けに読了して、早速日々の生活に好影響を与えてくれている、2019年の幕開けにふさわしいライフハックな熱い一冊をご紹介します。 ※追記※ 本書編集担当の箕輪厚介さんが、本書...