「小説」の記事一覧
安部公房『箱男』考察ネタバレ|「箱=匿名性」に囚われた人間の欲望と罠の不条理世界を読み解く
真下みこと『#柚莉愛とかくれんぼ』ネタバレ感想|悪意のSNS炎上・地下アイドルの受難
芦沢央『カインは言わなかった』感想・要点|全編に張り詰められた緊迫感。著者と読者のメンタル消耗戦
【2019年のおすすめ本】ランキング ベスト10『既刊編』三島由紀夫多め。ネタバレ無しで言いたい放題
村田沙耶香『変半身(かわりみ)』感想|真のセカイ系小説。人間を再構築する異形の創世記【非ネタバレ】
辻村深月『凍りのくじら』感想・登場ひみつ道具で振り返る|全大人が子どもに戻る「心の迷宮」冒険記
村田沙耶香『生命式』感想・ネタバレ・破壊する概念リスト|価値観、常識、倫理観、世界観を丸飲みして溶かし尽くす衝撃的短編集
羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』あらすじと解説|芥川賞受賞作。コミュニケーションの不可解さ。人間はわかりあえない。
二宮敦人『最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上・下)』感想|真逆のスタンスで終末医療に挑む二人の医者の熱い物語
小野不由美 小説『残穢』感想・ネタバレ考察|人物相関図、穢れの仕組み、地図の歴史…呪いの連鎖。閲覧注意の“本当にヤバい話”
遠藤周作『海と毒薬』感想とあらすじ|日本人の「心の弱さ」と「集合体としての罪の意識の不在」を描く、《イヤノンフィクション》
米澤穂信『さよなら妖精』感想とネタバレ|日常と非日常の謎に、異国のマーヤと挑む青春ミステリ
井上靖『遠い海』感想とあらすじ|「思慕」VS「嫉妬」が織りなす会話劇。やがて心がじんわりする四角関係
有島武郎『或る女』感想|妖艶で魔性。早月葉子の激情の人生に心奪われる純文学の大傑作
川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』感想|繊細で儚い光。不器用で真摯な大人の恋愛小説
江戸川乱歩『パノラマ島綺譚』感想|狂気の結実と崩壊。芸術に生きる男の背筋も凍る怪奇小説。ドラマ「あなたの番です」に秘められた伏線も。
澤村伊智『ぼぎわんが、来る』感想|迫りくる怪異に戦慄。注目の本格ノンストップホラー
三島由紀夫『金閣寺』感想|圧倒的表現と鬱屈した幻想哲学に酔う日本文学