〈ガチ採点①〉川上未映子『黄色い家』|2024年本屋大賞ノミネート作品全部読んでネタバレなしで紹介!ページを見る

【作品編・143冊】176人の読書好きが「#名刺代わりの小説10選」で選んだ傑作本ランキング ベスト100

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目次

5位(11票)…4冊がランクイン

もはや第5位です!11人の方が「#名刺代わりの小説10選」でツイートした要チェックの名作。4冊がランクインしました!

『こころ』夏目漱石

親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。

Shinchosha/Tsai Fong Books
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『金閣寺』三島由紀夫

寺が寝静まる。私は金閣に一人になる。

吃音の悩み、身も心も奪われた金閣の美しさ――昭和25年の金閣寺焼失事件を題材として、放火犯である若い学僧の破滅に至る過程を抉る問題作。

一九五〇年七月一日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み――ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇……。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。

言葉の力強さと美しさ、そして鬱屈した人生哲学と登場人物の心の棘棘が読む度突き刺さる名作です。私も読了アウトプット記事を書かせていただきました!

新潮社
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『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

ここまで書いて怒られそうですが、森見登美彦さんの作品はまだ読んだことがないので、こちらも読ませていただきます~!表紙の絵がとてもいいですよね。ASIAN KUNG-FU GENERATIONも大好きです。
→読了後、紹介記事を書かせていただきました。

著:森見 登美彦
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『告白』湊かなえ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

私は本作品は映画から入りました。映画も衝撃でしたが、やはり本が素晴らしかったです。

著:湊かなえ
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3位(12票)…2冊がランクイン

残す所、あと4冊。第3位です!12人の方が「#名刺代わりの小説10選」でツイートした珠玉の名作。こちらは2冊がランクインしました!

何の作品がランクインしたか、ぜひ予想してみてください!

『十角館の殺人』綾辻行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

きましたー!!『十角館の殺人』です。綾辻行人先生の超傑作です。未だにこの面白さには興奮が押さえられません。また読もう…

『博士の愛した数式』小川洋子

僕の記憶は80分しかもたない。

80分しか記憶が続かない数学者と、家政婦とその息子はしだいに心を通わせ――第1回本屋大賞に輝いた、あまりに切なく暖かい奇跡の物語。

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

『博士の愛した数式』!!未読でした…(恥)
第1回本屋大賞を受賞しているんですね。ここまで読書好きの方に愛されている本書、積読の波をかき分けながら、早めに読まないと!(固く決意)
→読みました。途中でもう泣けてしょうがなかった。しかもディズニーランドの待ちの行列で。どういうことやねん。

著:小川洋子
¥436 (2023/09/23 16:56時点 | Amazon調べ)

1位(14票)…2冊がランクイン

と、いうことで…大変長くなりましたが、176人の読書通が選んだ、「人生に影響を与えた傑作本」第1位の発表です!

そうなんです。なんと同着1位です!

実に176人中14人(約8%)の方が「#名刺代わりの小説10選」でツイートした、未来永劫読みつがれるべきの名作中の名作です。

読書好きの方が集まって、ほぼ9人に一人の方が、世の中に星の数ほど有る本の中から選んだ2冊です。

何の作品がランクインしたか、ぜひ予想してみてください!(さっきも同じこと言いましたが…せっかくなので。引っ張りすぎてすみません!)

さあ、発表します!

まずは…

『ハーモニー』伊藤計劃

21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した―それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見る―『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。

なんと!国文学などで着地するかと思いましたが、SF作家伊藤計劃さんの『ハーモニー』が1位となりました!!!

そして…またお叱りを受けてしまうと思いますが、未読でした…まともな感想がかけていなくてすみません。読むぞ―!!!楽しみ!!!
→読みました。その後私も10選を選んで(数回更新した)、その際に『ハーモニー』、バッチリ入れました。映画も観たけど素晴らしかった。オススメです。

著:伊藤 計劃
¥713 (2023/09/23 16:57時点 | Amazon調べ)

そして、最後の1冊です!

『人間失格』太宰治

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。

最後の1冊は、著者名の昇順の関係ですが太宰治『人間失格』になりました!
不朽の名作ですね。何度も読みました。自分の人生の置かれている状況が変化するたびに、味わいが変わる奥深い一冊だと思います。「悩む」を極める一冊。人生の意味とは…令和の時代になっても、これからも読み継がれていくのでしょう。

新潮社
¥308 (2024/10/28 17:16時点 | Amazon調べ)

ということで、このようなランキングとなりました!

最後までお付き合いいただいた皆様、そして#名刺代わりの小説10選でツイートいただいたフォロワーの皆様、ありがとうございました!

これからも本の世界を広げながら、ゆるゆると楽しくやっていきましょー!

現在、作家編も準備中です!

…が、この記事書くのも2週間かかりましたので…時間を見つけては書き進めていきます!作家編も結構面白いランキングになっていると思います^^

↓3週間かけて、作家編完成しました!こちらもよろしければぜひ。

↓また、怖い小説の厳選記事を作成しました。こちらもフルコースでお召し上がり下さい。

ではまた!最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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