2019年の完全主観ベスト本ランキング10を発表します。
今回は『ビジネス書編』。私が2019年に読んだ中から、新旧織り交ぜていきます。
▼一番新しい「年間ベスト作品」記事はこちらです
1位:高橋弘樹『1秒でつかむ 「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術』
超人気番組『家、ついて行ってイイですか?』や『吉木りさに怒られたい』『空から日本をみてみよう』『大正生まれだけど質問ある?』などの話題作を続々世に送り出す凄腕企画マンの頭の中を覗けて、自分の血肉にできる良書です。
この手のビジネス書にしては少しページ数があるのですが、それも仕掛け。本の作り自体が「見たことないおもしろさ」にあふれていて、最後まで飽きさせず一気読みさせてくれます。深夜に読み始めないように!
↓個別記事に思いの丈を書き綴ってます。
2位:國分利治『地道力[新版] 目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!』
全国展開する人気美容室EARTHを運営する株式会社アースホールディングスの代表、國分利治氏の自著。
國分氏はライオンの様な見た目でフェラーリを乗り回し、10億円の豪邸にすむチャラさ極限の異端社長。
しかし、それは表向きの姿。「経営者を演じている」だけであって、普段は一日一食、おにぎりは110円位のものしか買わない。一番好きな飲み物は「水」…なんて、地味なんだ!
すべての根源は地道に努力することから。社長として成功した今も、あくまでひたむきに前を向いて走り続ける。
人間としてカッコいい。惚れます。これから仕事を始める社会人1〜2年生、または就活生に特にオススメ。
↓個別記事はこちら
3位:三宅香帆『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』
文字で何かを表現、発信している人、SNS使いの人なら全員にオススメしたいのが本書。
村上春樹、三島由紀夫などの巨匠に限らず、星野源、SEKAI NO OWARI藤崎彩織、元SKE48松井玲奈…
あらゆるジャンルの「モテる文章」を楽しく分類・解説。
書く人、読む人、お互いの心を通じ合わせる秘密が満載!超実用的です。
4位:佐々木紀彦『異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考』
個人的にも好きでよく見るNewsPicksの代表、佐々木紀彦氏によるビジネス思考の指南書。
もう世の中には「単品でオリジナル」ってそうそうないですよね。でも新しい商品やサービスは生まれ続けている。さらにその中で抜きん出て売れるためには、何が必要か?
そのために必要なのが編集思考。
編集思考は「セレクト」→「コネクト」→「プロモート」→「エンゲージ」で成り立ちます。
言い換えれば、
- 尖った長所を「選び惚れ抜く」
- それらを「掛け合わせる」
- 自信を持ち「世に送り出す」
- 改善しながら「深めて育てる」
この手順で「売れるコラボレーション」を見つけて実践するため力を身につけるための本になっています。これからの時代はどんな業界で戦うにせよ、必須な考え方だと思います。
↓個別記事はこちら
5位:梅田悟司 『「言葉にできる」は武器になる。』
4位の『編集思考』は、売れるためのコラボレーション力を身につける一冊でした。
こちらは、相手に伝わるためのコピー力を身につける一冊です。
T字の発想ワークなど、非常に実践しやすく、頭がクリアになる感覚を味わえて楽しめます。電通の腕利き社員が言葉をまとめる時にこれを使っている。その技を盗める!とあらば非常にお得な買い物になるでしょう。
企画職、営業職などの方は特に読んでおくべき一冊。
6位:加藤俊徳『脳が若返る最高の睡眠』
1万人の脳を診てきた脳診断の権威が、最新のエビデンスを元に提示する「睡眠不足の恐怖」と「眠りの質」を高める処方箋。
睡眠不足になる
⇒認知症になりやすい
⇒認知症は現代医学では治療不可能
もはやこの3行だけで、本書の重要性に気づくでしょう。そして…ハードワークを強いる上司の机にでも置いてみてください。血相を変えて働き方改革が推進されることでしょう!
寝る間も惜しんで働く、没頭する経験は数年は必要です(これはキッパリ。私の持論)が、それ以降はちゃんと寝て結果を出して健康に幸せに働く。という人生設計を皆が持てる様にしたいですね。
7位:前田裕二『メモの魔力』
本書は2019年の1月1日に読んだんですね。何かのスタートの際に読むにはうってつけの一冊。
『メモの魔力』は2019年一番売れたビジネス書!などの触れ込みで今も部数を伸ばしているビジネス書の怪物です。
本書の魅力は、「メモ」を題材にしつつ、究極の自己分析ができる様になる「思考のトレーニング・習慣づくり」のための本です。当の前田氏も『自己分析の魔力』というタイトルだったら売れないよね(笑)と言っていました。
「具体」⇒「抽象」⇒「転用」
この3段階をいかに自分流でできるようになるか、というところに魂を注いで書かれています。わかりやすいしおすすめ!
↓個別記事はこちら
8位:トム・ラス『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』
『メモの魔力』に続いての自己分析本。
こちらは、自力でガリガリと内面を浮き彫りにしていくのではなく、自己分析フォームに入力するだけで「あなたの長所は5つ。これです」と教えてくれます。
強みを伸ばす方が、弱点を埋めるより生産的!本当にしょーもない欠点は補強するとして、この考えは同意です。
私の長所は「ポジティブ」「内省」「収集心」「達成欲」「包含」だそうです。
自分の核が見つかりそうなワクワク感がある一冊。
※ちなみに、この本で得られる自己分析フォームはそれぞれシリアル番号に紐付いて行う形式のため、中古本だと自己分析できない恐れがあります。ご注意ください。
9位:『上馬キリスト教会の 世界一ゆるい聖書入門』
キリスト教会なのに非常にゆるく、聖書を元にしたツイートで人気のアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の中の人が書いた本です。
リベラルアーツとしてのキリスト教。一般教養としてのキリスト教…などと片意地を張っていると、なかなか学べません。
教養として興味を持つための入り口として本書を活用すると、どえらい効果を発揮するでしょう。子どもにもおすすめです。
↓ざっくりまとめた個別記事はこちら
10位:スティーヴン・ガイズ『小さな習慣』
あぁっ、痩せたい、文章書きたい、絵描きたい、ピアノの練習したい、読書したい、○○したい、たいたいたいっ…!!
でも、夜帰ってくるの遅いし、休みの日は家族サービスだし、仕事山積みでそれどころじゃないし、なんかやる気でないし、ないしないしないしないしっ…!!
という感じの一冊です。何事も習慣にしてしまえば勝ちですよね。シンプルな成功法則の原理原則ですが、本書の考え方はすごい好き。
↓個別記事はこちらから。
というわけでいかがだったでしょうか。今年も読んでくぞ〜!なにかの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!