56・57冊目『ワイルド・ソウル』『ゆりかごで眠れ』垣根涼介
お客様:10mルールのキープディスタンスが人気の青空読書会主宰、脳側透楽夢(のーさいど・すくらむ)様(@masa_bookworm)
ご提供品:「崩して食べるコラプシング豆腐 使わなかったレッドカードのクラッカー添え」
まだ大丈夫ですか?
大丈夫なら、濃いめのエスプレッソと垣根涼介さんの「ワイルドソウル」「ゆりかごで眠れ」をお願い致します。
まるで双子の様なこの二作を読み返して自分の知らない歴史に想いを馳せております。
#再読カフェ— Masa (@masa_bookworm) February 16, 2021
58冊目『薔薇の名前』ウンベルト・エーコ
お客様:無限廻廊を彩る食人ドライフラワーのアレンジャー、異呪裏不連続(いまじなり・ふれんず)様(@paninaro10)
ご提供品:エスプレッソによく合う「アルラウネの樹液で固めた麒麟の眼球のべっこう飴」を見られながら
マスターはじめまして
数日の間、入ろうか迷ってお店の前を行ったり来たりしてましたウンベルト・エーコ『薔薇の名前』
迷うのが好きなのか、迷宮の中を漂いたくて
毎年読み直してますあ、エスプレッソをダブルで pic.twitter.com/oB2vusE95T
— pan (@paninaro10) February 16, 2021
59冊目『リベラル・アーツへの道』麻田貞雄
お客様:叡智の絨毯でサイレントマジョリティーを丸めて圧搾する縫製職人、黒羊坂道(くろひつじ・さかみち)様(@rye_sheepman)
ご提供品:「汚したくなる真っ白な皿でいただく 一汁九菜の不協和音懐石」
麻田貞雄『リベラル・アーツへの道』
本書は、アメリカ外交史研究の大家である麻田貞雄先生の自叙伝であり、多くはアメリカ留学時代について書かれている。アメリカでの留学生活、当時のアメリカ、学問の世界について深く知る事が出来る。カールトン大学時代の話がとても面白い。 pic.twitter.com/MU8mW1Qv98
— ライ麦畑の黒い羊男 (@rye_sheepman) February 16, 2021
60~66冊目『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『春の雪』『女神』『お嬢さん』『夏子の冒険』『複雑な彼』三島由紀夫
お客様:ご機嫌なBGMで活字が踊りだす酩酊文学喫茶「風待ち」店主、代弥野永子(だいやの・ええす)様(@kongouseki4)
ご提供品:「イデアの水槽に浮かべた退屈の花のエディブルフラワーゼリー」をスロウなアルコールとあわせて
#再読カフェ
私も参加させてください(^^)自分が再読多いのは三島作品
2回以上再読している作品はこちら‼
どれもお気に入りですが「三島由紀夫レター教室」は特に最高!いつも同じところで笑うしこれからも何回でも読むと思います!その帯が自分の想いのすべてを代弁してくれている笑 pic.twitter.com/v8iATZM7tm
— ダイヤ (@kongouseki4) February 16, 2021
67冊目『和菓子のアン』坂本司
お客様:好きな言葉だけを詰め込み廻転させる偏食万華鏡の生みの親、心乃御箸姫(こころの・おはじき)様(@annko_book)
ご提供品:「うるう年の余った夜にこびと達がしたためた魔法陣で奉じた焙じ茶 弾ける宝珠入り」
#再読カフェ
和菓子に合う1杯、いただけますか?和菓子のアン/坂木司
大好きな「ほっこりミステリ」のひとつ。
ふにふになアンちゃんの前に現れる和菓子にまつわる日常の謎。それが解けた時にアンちゃんと一緒に少し前に進んだような気持ちになります。
何度読んでも、この本と和菓子は味方です。 pic.twitter.com/ZgtsIZCSG2— あんこ(あんぴぃ)@読書垢 (@annko_book) February 16, 2021
68冊目『ゴースト・ハント』HR・ウェイクフィールド
お客様:徹頭徹尾主観的な評価のみで値を付ける孤高の古物鑑定士、餡田蔵武怒(あんだ・ぐらんど)様(@2ndclassshaman)
ご提供品:「いかがわしいネオンの下で赫く発光する交感神経のアラビアータ」
#再読カフェ
うん、幸い誰ともかぶってなさそうなのでこの一冊も。枕元に置いて、寝る前に1編だけ読むのに丁度いいんだ。「ゴースト・ハント」HR・ウェイクフィールド
MRジェイムズの衣鉢を継ぐ絶妙な語り口の作家であり、怖がらせようとする文章ではジェイムズより格上。赤い館と目隠しあそびが白眉 pic.twitter.com/vI90yhUTKI— 鄭洞淑 (@2ndclassshaman) February 16, 2021
69冊目『理由』宮部みゆき
お客様:「The world is my blackboard. (世界こそが我が黒板)」の金言で名を馳せた物理学者、ψ秀定理(さいしゅう・ていり)様(@booksrecord1)
ご提供品:「代入されたがる変数達の目隠しビュッフェ 定理のカクテル一杯サービス」
#再読カフェ
ランチを食べにきました〜宮部みゆき『理由』
荒川区の高層マンションの一室で起きた殺人事件。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった……
殺されたのは誰で、誰が犯人なのか。辿り着く真相は、現代社会が生んだ悲劇だった。
生々しさがクセになる。。 pic.twitter.com/rsW7cRemCv— Wisteria@読書垢 (@booksrecord1) February 17, 2021
70冊目『死者のための音楽』山白朝子
お客様:旧友の御不浄華子(ごふじょう・はなこ)氏との怪談Clubhouseが人気、百物語曰(ひゃくものがたり・いわく)様(@5RlitR1YPE1MtwP)
ご提供品:カフェオレに合う「恐山極楽浜産 海藻エキスを練り込んだ日本人形焼」
マスター
今日は冷えますね。温かいカフェオレをたっぷりお願いします。
山白朝子/著
『死者のための音楽』静謐で優しい「死」を内包する短編集…
時に残酷な面も垣間見える作品です。嗚呼、マスターとこうしてゆるりとした時間も今日まで…
名残惜しいです。 pic.twitter.com/TRsNWnMl2a
— 吉野 (@5RlitR1YPE1MtwP) February 17, 2021
71冊目『虚ろまんてぃっく』吉村萬壱
お客様:本とその持ち主の心を凛と包みあげる一張羅の仕立て屋さん、天乃羽衣(あまの・うい)様(@risa8osaka8)
ご提供品:「ビッグ・ブラザーに見守られながら頂く、動物農場で丸々肥えたイベリコ豚の生姜焼き」
「この作者は駄目だ、と私は思った。精神の根っこが腐っているのかも知れない。この腐臭が好きな読者も些かながら存在するかも知れないが、私は御免だ。だから読み返さない。人間が大嫌いになったり、我慢ならなくなったり、耐えられなくなったりした時以外は、まず読み返さない。」 pic.twitter.com/ARVWhaErpu
— リサ (@risa8osaka8) February 17, 2021
72冊目『零號琴』飛浩隆
お客様:「ダリアの日に」と依頼された究極キマイラを蒼白の部屋で培養する調合師、流架斗暗薄(りゅかと・くらうす)様(@HatoNo_Tudoi)
ご提供品:「核シェルターで守り抜いた一点物のダージリンティー ポリゴンの角砂糖浮かべ」をFPS視点で
#再読カフェ
今日までだと知って慌ててやって来ました。こんにちは。「零號琴」
特殊楽器技芸士のセルジゥ・トロムボノクと相棒シェリュバンふたりの、音楽との戦い(物理)
楽器、音楽、それに伴う劇というものの概念をブチ壊される快感(*^-^*)あ、マスター紅茶はありますか? pic.twitter.com/xg1Nqu3N0q
— 鳩場 (@HatoNo_Tudoi) February 17, 2021
73冊目『死神の精度』伊坂幸太郎
お客様:氷を破るマンモスのプロジェクション・マッピングで世界を湧かす幻想仕掛け人、平女鬼出逢(ひらめき・いであ)様(@ikep72865553)
ご提供品:「ハイドロブレードでくり抜いた真円のピッツァに4回転ルッツでメルトチーズを掛けて」
お店最後の日だね…。間に合って良かったよ。
『死神の精度』伊坂幸太郎著。
マスターと出会ったきっかけの伊坂。
今時、音楽はダウンロードが主流でCDショップは流行らない?
少し疲れた時、クールな死神・千葉に無性に会いたくなる。何度本を開いたことか…彼の8日目の審判は如何に? pic.twitter.com/x5mAyUYTrR— ikep (@ikep72865553) February 17, 2021
74冊目『秘密』東野圭吾
お客様:ダイイングメッセージにすかさず一筆加えて現場をキョトンとさせる書道ファンタジスタ、謎巡硯(なぞめく・すずり)様(@obamiz33)
ご提供品:ブラックコーヒーと「第一発見者の記憶をぶっ飛ばす度数高めのウイスキーボンボン」
お店まだ開いてますか、マスター?
仕事終わりにブラックコーヒーを頂けますか?『秘密』東野圭吾
初めて東野圭吾さんの作品と出会った作品
ラストの感動は忘れられません
夫婦の互いの目線で読むと、また違った秘密に気づくのではないでしょうか pic.twitter.com/8WXRNuQX8p— おばみつ@読書垢 (@obamiz33) February 17, 2021
75冊目『まぶしくて見えない』山本文緒
お客様:ファーブル昆虫記のゴーストライターを務めたプロフェッショナル観察師、流部葉月(るうぺ・はづき)様(@ameballad)
ご提供品:「単焦点レンズで焼きを入れたノドグロのふっくら仕上げ 泣ける大根おろし添え」
一度目は小学6年時、
二度目は5年前くらい
三度目…本屋さん大賞ノミネートで山本文緒さんの名前を目にして読み返したくなった。15歳の夏。
大人への憧れ、期待。
少女向けとは思えない内容ですが、印象深い作品です。 pic.twitter.com/hd1fOMf2ee— 雨野 (@ameballad) February 17, 2021
76冊目『みんな邪魔』真梨幸子
お客様:パピルスそよぐ文学の遺跡で踵を鳴らす流星少女、譜路一線(ふろい・らいん)様(@Michika_book)
ご提供品:〆のデザート「疑心暗鬼の竹串で掻き集めた 聞くに堪えない呪詛の溶け込むエクトプラズムの赤黒いコットンキャンディ」
マスター、ラストオーダーギリギリにまた来てしまいましたすみません…
女ならではの心理描写のどす黒さ、胸糞悪さ。
イヤミスここに極まれり、な感じ。
麻薬みたいに癖になって何度でも読みたくなります。
一つ腑に落ち切らないことは残るんですけどね…私の理解力不足なのかな、、 pic.twitter.com/HI3cLIvard— みちか@読書垢 (@Michika_book) February 17, 2021
77冊目『金色機械』恒川光太郎
お客様:匿名希望
再読カフェ、閉店に寄せて
いかがでしたでしょうか。
それぞれ様々な想いがあり、何回も読み直してしまう再読本の世界、とても味わい深いですね。
私も久々に沢山の料理をつくることができて、キッチン(皆様のタイムライン)をバタバタと駆け回るのが楽しかったです。
私も早速購入したおすすめ本を読むとしましょう……こんなきっかけで読書の輪が広がっていけたら、とてもうれしく思います。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また会う日まで。閉店ガラガラ……
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