前回の記事、フォロワーさん1000人突破記念!ということでまとめた、
176人の読書通が選ぶ「人生を変える傑作本」ランキング。
今回は《作家編》です!
詳細な集計ルールは【作品編:143冊】を御覧ください。
私の1000人のフォロワーさんの中で、176人の方が「#名刺代わりの小説10選」でツイートした作品を手集計。今回はそれを著者に絞り、ランキング化しました。
エントリーした本は1158作品、作家は実に621名!
自分の推している作家さんが何位にランクインしているか?想像しながら見ていただければ嬉しいです。
このランキングのポイントは、「一人10票持っている」ということです。要するに一人で同じ作家さんに10票入れても良い!ということになります。
ただ、数ある作品の中から10冊に絞るからだと思いますが、傾向としては自ずとバラけました。もちろん重なる場合もありました。それぞれの愛なのだと思います。
ちょうど今、選挙シーズンということもあって、読書好きによる読書好きのための作家さん総選挙!みたいになって、集計はかなり楽しかったです。(時間はかかりましたが…)
〈念の為の断り書き〉
作品編でも書きましたが、限られた数でのランキングですし、他にも大勢の素晴らしい作家さんがいらっしゃいます。現にこのランキングに、僕の大好きな作家さんが何人も入ってませんし。あくまで僕のフォロワーさんのタグに純粋に登場した回数のランキングという事で、他意はありませんのでご了承ください。
ではさっそく、読書好きが選ぶ「作家オブ作家」ベスト100、カウントダウンをしていきましょう!
※例によって、並び順は著者名の昇順です。
第85位(4票)…20名がランクイン
まずは85位。「#名刺代わりの小説10選」のツイートで4度登場した作家さん20名(敬称略)。
又吉直樹さんは、もはや一流作家さんですね。ここ数年で確固たる地位を確立して凄いです。
J.D.サリンジャー
ジェローム・デイヴィッド・サリンジャーは、アメリカ合衆国の小説家。『ライ麦畑でつかまえて』などで知られる。晩年は一切作品を発表せず、公にも姿を見せない隠遁生活を送った。
●ツイッターでおすすめされた本は『ライ麦畑でつかまえて』(3票)、『ナイン・ストーリーズ』(1票)でした。
ルイス・キャロル
ルイス・キャロルは、イギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人。本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンで、作家として活動する時にルイス・キャロルのペンネームを用いた。代表作は『不思議の国のアリス』。
●ツイッターでおすすめされた本は『不思議の国のアリス』(2票)、『鏡の国のアリス』(2票)でした。
井上靖(いのうえ やすし)
日本の小説家。文化功労者、文化勲章受章。
小説は同時代を舞台とするもの(『猟銃』、『闘牛』、『氷壁』他)、自伝的色彩の強いもの(後述。『あすなろ物語』、『しろばんば』他)に加え、歴史に取材したものに大別される。歴史小説は、日本で特に戦国時代(『風林火山』、『真田軍記』、『淀どの日記』他)、中国ではとりわけ西域を題材にした(『敦煌』、『楼蘭』、『天平の甍』他)ものを多く描いた。巧みな構成と詩情豊かな作風は今日でも広く愛され、映画・ドラマ・舞台化の動きも絶えない。
●ツイッターでおすすめされた本は『しろばんば』『蒼き狼』『闘牛』『敦煌』(すべて1票)でした。
夏川草介(なつかわ そうすけ)
日本の医師、小説家。大阪府出身。信州大学医学部卒。医師として勤務するかたわら、2009年に『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビューした。同作は第7回本屋大賞候補作にも選ばれている(最終的には2位)。「夏川草介」はペンネーム。
●ツイッターでおすすめされた本は『神様のカルテ』(4票)でした。
乾くるみ(いぬい くるみ)
日本の小説家・推理作家。静岡県静岡市出身。静岡大学理学部数学科卒業。男性。別名義である市川 尚吾(いちかわ しょうご)名義では評論活動を行っている。
●ツイッターでおすすめされた本は『イニシエーション・ラブ』(4票)でした。
吉川英治(よしかわ えいじ)
在の神奈川県横浜市中区出身。 様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。1935年より連載が始まった『宮本武蔵』は広範囲な読者を獲得し、大衆小説の代表的な作品となった。戦後は『新・平家物語』、『私本太平記』などの大作を執筆。
●ツイッターでおすすめされた本は『三国志』(3票)、『宮本武蔵』(1票)でした。
高野和明(たかの かずあき)
日本の小説家・脚本家。東京都生まれ。ロサンゼルス・シティー・カレッジ映画科中退。日本推理作家協会会員。
●ツイッターでおすすめされた本は『ジェノサイド』(3票)、『13階段』(1票)でした。
小川糸(おがわ いと)
日本の小説家、作詞家、翻訳家。音楽制作ユニットFairlifeのメンバー。作詞家としてのペンネームは、春嵐(しゅんらん)。山形県山形市出身。2008年から2012年までアミューズ所属。夫はFairlifeメンバーとしても共に活動する編曲家の水谷公生。
●ツイッターでおすすめされた本は『ツバキ文具店』(2票)、『食堂かたつむり』(1票)、『喋々喃々』(1票)でした。
沼田まほかる(ぬまた まほかる)
日本の小説家。女性。大阪府出身、奈良県在住。『ユリゴコロ』でヒット。湊かなえや真梨幸子らとともにイヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリー)の女王とも呼ばれる。
●ツイッターでおすすめされた本は『ユリゴコロ』(3票)、『猫鳴り』(1票)でした。
西澤保彦(にしざわ やすひこ)
日本の小説家・推理作家・SF作家。高知県安芸市生まれ。高知県立安芸高等学校、米国私立エカード大学創作法専修卒業。
●ツイッターでおすすめされた本は『七回死んだ男』(2票)、『スコッチ・ゲーム
』(1票)、『ストレート・チェイサー』(1票)でした。
石田衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEENフォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞を受賞
●ツイッターでおすすめされた本は『4TEEN』『水を抱く』『北斗 ある殺人者の回心』『約束』(すべて1票)でした。
島田荘司(しまだ そうじ)
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
●ツイッターでおすすめされた本は『占星術殺人事件』(2票)、『異邦の騎士』(1票)、『斜め屋敷の犯罪』(1票)でした。
島本理生(しまもと りお)
1983(昭和58)年、東京生れ。1998(平成10)年、「ヨル」で「鳩よ!」掌編小説コンクール第二期10月号当選(年間MVP受賞)。2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞。2003年「リトル・バイ・リトル」で野間文芸新人賞を受賞。2018年『ファーストラヴ』で直木賞を受賞。
●ツイッターでおすすめされた本は『ナラタージュ』(2票)、『あなたの愛人の名前は』(1票)、『夏の裁断』(1票)でした。
平野啓一郎(ひらの けいいちろう)
1975年愛知県生まれ。京都大学法学部卒。1998年「日蝕」でデビュー。同作が第120回芥川賞を受賞。その他著書に『決壊』(芸術選奨新人賞受賞)などがある。
●ツイッターでおすすめされた本は『マチネの終わりに』(2票)、『ある男』(1票)『空白を満たしなさい』(1票)でした。
知念実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2004年から医師として勤務。2011年「レゾン・デートル」で島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。2012年、同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。「天久鷹央」シリーズほか、『あなたのための誘拐』『仮面病棟』『時限病棟』『螺旋の手術室』『屋上のテロリスト』『黒猫の小夜曲(セレナーデ)』などの著書がある。2018年、『崩れる脳を抱きしめて』が本屋大賞ノミネート。
●ツイッターでおすすめされた本は『優しい死神の飼い方』(2票)、『屋上のテロリスト』(1票)、『天久鷹央の推理カルテ』(1票)でした。
北村薫(きたむら かおる)
1949(昭和24)年、埼玉県生れ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、’89(平成元)年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。’91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。作品に『ニッポン硬貨の謎』(2006年本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(’09年直木賞受賞)など
●ツイッターでおすすめされた本は『秋の花』(3票)、『スキップ』(1票)でした。
又吉直樹(またよし なおき)
1980年大阪府寝屋川市生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。コンビ「ピース」として活動中。2015年『火花』で第153回芥川賞受賞。著書に『第2図書係補佐』『東京百景』、せきしろとの共著に『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』、田中象雨との共著に『新・四字熟語』、堀本裕樹との共著に『芸人と俳人』がある。
●ツイッターでおすすめされた本は『劇場』(3票)、『火花』(1票)でした。
薬丸岳(やくまる がく)
名は同じ漢字でやくまる たけしと読む。1988年、駒澤大学高等学校を卒業。2005年、『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。日本推理作家協会現会員。
●ツイッターでおすすめされた本は『天使のナイフ』(3票)、『Aではない君と』(1票)でした。
連城三紀彦(れんじょう みきひこ)
1948(昭和23)年、愛知県生れ。大学在学中、『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞受賞。1981年、『戻り川心中』で日本推理作家協会賞受賞。1984年、『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞受賞、同年、『恋文』で直木賞受賞。1996(平成8)年、『隠れ菊』で柴田錬三郎賞受賞。他に『暗色コメディ』『私という名の変奏曲』『ゆきずりの唇』『人間動物園』『白光』『年上の女』『造花の蜜』など著書多数。
●ツイッターでおすすめされた本は『戻り川心中』(2票)、『宵待草夜情』(1票)、『流れ星と遊んだころ』(1票)でした。
冲方丁(うぶかた とう)
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる
●ツイッターでおすすめされた本は『はなとゆめ』『マルドゥック・スクランブル』『十二人の死にたい子どもたち』『天地明察』(すべて1票)でした。
次ページは第74位です!