こんにちは。右脳迷子(@unoumaigo)です。
最近何かと注目度の高いキングコング西野亮廣と、語るまでもない現代のイノベーター堀江貴文の共著。あらゆる書店で平積みされていたので、買いました。
サクッと読めて、共感ポイントも豊富。そして胸に手を当てながら反省して、最後は一歩踏み出せる、希望のある啓発本でした。
『バカとつき合うな』堀江貴文、西野亮廣
単行本: 256ページ
出版社: 徳間書店 (2018/10/26)
●独断採点: [jinstar4.5 color=”#ffc32c” size=”16px”]
この問題に関係ない人はいない。必読
まず、「バカ」集めましたって所でテーマが惹かれる。
[chat face=”semimaru_migi.png” name=”俺はバカだ” align=”left” border=”none” bg=”red”]バカとつき合うなって、俺の方がバカだよ?大丈夫かな…[/say]
大丈夫。
人間誰しもバカな一面があるはず。だから、全人類が共感できるテーマになっているので対象が広い。
[chat face=”semimaru_hidari.png” name=”俺はバカじゃない” align=”right” border=”none” bg=”red”]俺はバカじゃないよ。関係なくね?[/say]
なおさら大丈夫。
自分をバカの対象から除いても、バカは周りに一定数いるでしょう。そういう意味でも、社会人である以上バカとは切っても切れない運命にあるので、上手いタイトルだなと。
最近だと、『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』もそうですね。こちらもベストセラーです。
ビジネスマンの時間を奪う、「あらゆるバカ」
本書には、どこにでもいるようなありとあらゆるバカが登場します。自分も当てはまっていないか、こっそりチェックしながら読むとよいでしょう…
[box03 title=”つき合ってはいけない「バカ」抜粋”]人と同じことをやりたがるバカ
我慢を美徳にしたがるバカ
バカばっかりの環境に居続けるバカ
「自分の常識」を平気で振りかざすバカ
付き合いを強要するバカ
にわかを否定するバカ
善意なら何でもありのバカ
一貫性にこだわるバカ[/box03]
…まだまだ沢山登場します。
そんなバカ達の魔の手から、どうやって逃れたらよいかのアドバイスも的確にくれるので、読んでいて心地よい感じです。
後半から様子が変わります。とても前向きな方向に。
読みながら途中で気がつきます。一貫して、二人は自分を応援してくれているということに。「悪いバカ」から、「良いバカ」になれと。そして、行動せよと。
最終的には清々しい気分で本を閉じることになるでしょう。
また、こういう本は個人的な意見として、何回も読まなくていいから読み終わったらすぐに行動に移す!これが最大のアウトプットになる。
『ブランド人になれ!』の田端信太郎氏も、読んだら捨てろ!と言ってましたね。全く同意。
それくらい読書体験をその身に焼き付けて、自分の人生を生きることが大事です。
例えばあなたが上司なら、部下に渡す。後輩に回し読みさせてチームを活性化させるのが、使い方として良いと思う。
本の作り方も今風で、賢いなと思った
本書で語られていますが、西野亮廣さんと堀江貴文さんの共著なんだけど、西野さんのアイデアで、互いに原稿を送り合い、顔は合わせずにこの本を作ったそうです。
二人は合って話してしまうと、「こんな事業やろうよ」「こんなことしたい」などと前向きな脱線をしてしまって「バカ」について語るなんていう後ろ向きな話になかなかならないからだとも言ってます。
本書のテーマに合ったちょうど良いこじつけだけど、確かに本の制作効率は良さそう。でこれだけの人にアプローチできるんだから賢いとは思う。良い要素はどんどん盗んでいきましょう。
『バカとつき合うな』堀江貴文、西野亮廣
単行本: 256ページ
出版社: 徳間書店 (2018/10/26)
『バカとつき合うな』の目次
はじめに
第1章 バカはもっともらしい顔でやって来る。気をつけろ!
01 バカばっかりの環境に居続けるバカ(堀江貴文)
02 人と同じことをやりたがるバカ(西野亮廣)
03 学校を盲信するバカ(堀江)
04 目的とアプローチがずれているバカ(西野)
05 我慢を美徳にしたがるバカ(堀江)
06 未熟なのに勘に頼るバカ(西野)
07 欲望する力を失っているバカ(堀江)
08 「自分の常識」を平気で振りかざすバカ(西野)
09 機械の代わりを進んでやるバカ(堀江)
10 付き合いを強要するバカ(西野)
11 ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ(堀江)
12 先に設計図を描きすぎるバカ(西野)
第2章 バカになにを言ったところで無駄。ムキになるな!
13 にわかを否定するバカ(西野)
14 人生の配分ができないバカ(堀江)
15 新しさばかり追求するバカ(西野)
16 無自覚に人の時間を奪うバカ(堀江)
17 善意なら何でもありのバカ(西野)
18 マナーを重んじて消耗するバカ(堀江)
19 自分は老害にならないと思っているバカ(西野)
20 孤独を怖がるバカ(堀江)
21 一貫性にこだわるバカ(西野)
22 未来に縛られるバカ(堀江)
23 空気を読むバカ(西野)
24 バカを笑って、自分は棚上げのバカ(堀江)
第3章 ふたつの「バカ」
25 西野亮廣という「バカ」(堀江)
26 堀江貴文という「バカ」(西野)
27 ぼくは「バカ」(堀江)
28 ぼくも「バカ」(西野)
おわりに
『バカとつき合うな』に合う音楽
グリーン・デイのAmerican Idiotです。
Idiotとは「愚か者」要するに「バカ」です。でも、前向きにガンガン進んでいく「良いバカ」だ。
パンクでポジティブでアップテンポでドラマチックなロックオペラである本アルバムが、とてもマッチしますね。
ぜひ、併せて聴いてみてください。
『バカとつき合うな』の読了時ツイート
堀江貴文・西野亮廣
『バカとつき合うな』今を生きろ。自由になれ。誰でも自由になれる。“我慢を美徳にしたがるバカ”“付き合いを強要するバカ”…共感できて、熱くなれる。面白いタイプの自己啓発書。さくっと読んですぐ行動!上司なら、部下に買い与えて回し読みでもさせたらいい。#読了 pic.twitter.com/YOn0mDhlRs
— 右脳迷子@読書・音楽・仕事 (@unoumaigo) 2018年11月18日